留学して一週間でコロナに感染した話 #2

こんにちは。藤庭です。チェコも少し暖かくなってモノの、まだ夜は冷え込みます。

 

前回の記事の続きです。

 

とりあえず解熱剤を飲んで一晩寝たら、熱は37.0度と平熱まで下がり、咳は出るものの、のどの痛みもほとんど消えていました。

 

前日の夕方に大学のコロナ陽性証明書フォームにオンラインで記入していたため、朝の7時には寮のスタッフさん(?)らしき女性が呼びに来て、「今すぐに近くにある大学ホテルに向かいなさい。そこで一週間隔離だから。」と伝えられました。

 

移動手段について指示はなく、普通に公共交通機関であるトラムに乗って30分ほどの駅で降り、徒歩10分以内でホテルに到着。(私と一緒の車両に乗っていた方々には申し訳ない…)

 

指示された部屋に入ると、なんと私以外にもう一人の女の子がそこで隔離生活を送っていました。

 

いや隔離措置なのに複数人で共同生活ってどういうこと…?

 

話してみると、相手の女の子はベラルーシ出身で、私の大学で正規の学生として経済学部で学んでいるとのこと。

 

部屋にはお風呂、トイレが設置されており、バスタオル・ハンドタオルがそれぞれ一枚。しかしなにしろ私は予備の服や下着を持ってきていなかったため、服は着回し、下着は毎日浴室の固形石鹸で洗って、寝ている間に干していました。3日ぐらいたったころに受付の人に頼んで服を一度洗濯してらいましたが…。

 

キッチンも備え付けられていたものの、肝心のフライパやお鍋や包丁はなく、電子レンジもなし。あるのは食器用洗剤、小さいティーカップ、陶器のお皿が一枚。

食事は基本的に自分で用意することになっており、Wolt(チェコでのウーバーイーツみたいなもの)でオンラインで注文してホテルまで宅配してもらいました。

バランスを考えて、たんぱく質は豆と牛乳、ビタミンはキウイ、野菜はトマト、炭水化物はパン、それと追加で少々のおかず、という食事をほぼ毎日毎食していました。

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隔離期間中の食事

しかし温かいものが一週間食べれず少し寂しかったり。

 

一番問題にだったのは隔離期間中の授業でした。オンラインで受けられる授業はいいといして、オンラインで提供されない授業はどうしたらいいんだと。

ただでさえ1週目はビザの発行が遅れて出席できなかったのに、2・3週目も出席できないとなるとさすがに焦りが募りました。

留学先大学の国際交流部にメールすると、「ノープロブレム。特別に直接授業に出席できるようにこちらで登録しました。」

 

いやだから隔離の意味…!!!!!!!

 

結局隔離生活最後の日は二つの授業に直接出席しました、

 

ちなみにチェコに濃厚接触者という概念は消えつつあるようで、一緒にいた友達やルームメイトにも症状が見られなかったため、彼女たちは何事もなく普通の生活を続けていました。

 

無事一週間の隔離生活は終わり、私自身も日常生活に戻っていきました。

 

留学して一週間でコロナにかかり、身体的な免疫もメンタルも鍛えられて一段とタフになった気がします。